DEROSA/NEOPRIMATO
\252,000(\240,000)
COLOR/KASS/FAEMA(VIEW)/AZZURO/BLUNOTTE

僕が初めてデローザのスチールに出会ったのは高校2年の時だった、ロードの蘊蓄がいっぱい詰まってそうなショップの天井に燦然と(?)吊されていたのだが、2時間ぐらい前をうろうろしながらずーっと眺めてたのを思い出す。
当時はアルミラグのカーボン接着マシンやアルミのバイクがようやく熟成し始めた辺りで まだまだ主役はスチール材
ラグのカットや彫刻がメーカーごとに異なってある種の「工芸品」的要素も多いその中で デローザのスチールは、各部の処理を含め雰囲気にある意味美しい実戦的無骨さが有って、自分の中でのメーカーとは若干イメージが違う、要は特別なバイクだった。

そして2005年こうやって今年のネオプリマトを手にしているわけだが、やっぱりこの実戦的無骨さは変わらない
ディテールや雰囲気が若干変わったようにも思うが、久しぶりにあった同級生を見て 「おめーかわんねえなあ!ちょっと年喰っただけだな」って再開を喜ぶようなそんな 感じ、なんか嬉しくなりました。
贅沢を言えばリアの調整エンドが欲しいしヘッドラグはメッキなんだけど、そこはラグ屋が廃業したり メッキが環境に云々って言うのも理解できるから、時代の移り変わりってこういうのを言うんだなあなって思ってみたりした。

ボトル取り付け台座の補強、こういう所作も余り見られなくなりました。 以前はこの補強部分だけにメッキのかかったモノも有ったしこの補強にメーカー刻印をしてあるモノ意匠を凝らした化粧補強も有った、 本来はこういう細部へのこだわりが「腕の見せ所」だったんだなあって思う。
因みにボトルケージは今風のボリューム感のある物じゃあ無くって、細身の物を入れてアッセンブルをスッキリまとめると 格好良く上がるのかなあ…と思うね。

補強リブのところにマスキングがかかりきらないで若干塗装が滲んでるのは愛嬌ですな(笑)

フォーク肩の化粧ラグも最近はカーボンフォークの隆盛で見られなくなったなあと思うワケだ、昔は若干フォークが細身だったような気がするのだが、コレはコレで見た目剛性感があって納得は出来る。
肩メッキ&エンド当たり面メッキが施されたフォークも格好良いんだけどねえ…(=_=)
ヘッドラグの裏は若干ヒゲが伸ばされて綺麗な曲線を描いていました。

そうそう、ハンガー裏にやっぱり刻印がありました 。天井から吊ってあるフレームを下から見上げる事が多かったからこの刻印がアタマに残ってるんだなあ…って、当時を思い出してみました(w
地味ながらラグに補強リブが盛られてて「さりげないなあ」って思ったり…

カーボンやアルミの台頭でスチールって言う母材が表舞台から遠のいてずいぶん経つような気がするけど、 バネの効いたスチール感とか、どっかりとした安定感とか、やっぱりコレは他のバイク素材では得難いものなのだ。
今でも個人的にスチールのバイクを乗り継いでいるけど、1日中乗ったときに集中力が途切れない=安全に家に帰れるってことは非常に大切なことだ感じている。
実際重量的なメリットは新素材に劣るし,ルックス的にもパンチの効いた派手さは無い、だけど味の有る懐の深さは最高なのだ。
ロードのイロハを教えてくれる最初の1台に!ってのはちと贅沢だが こういうロードバイクへの導きが有っても良いような気がするし、前衛的なバイクの棘に相性が合わなければ是非とも選んでいただきたい1台だ。