今回は80年代のロードをなるべく現状で何処まで治せるか?っていうお話。
持ち込まれたこのZUNOWのクロモリロード、保管状況が結構良かったので 出来る限りOHと洗浄、研磨でどれだけ復活できるか? ということになったワケです。
パーツ構成は懐かしのサンツアースプリント
この後にSTIの時代が来るのか!と思うと寂しくもあります。
ビニル系のバーテープが時代を物語っているわけですが 俺的には同時期の製品でSUGINO75のコットン風テープが 好きでした(w
今見てもこのエアロレバーかっちょええよなあ(==)
流石にフォークのメッキが随分と腐食しています ここを元に戻していくのが腕といえば腕なのですがね。
リムはチューブラなのでリム交換でクリンチャー化していきます。
むふ、ZUNOW刻印入りのチネリ1A
表面の痛みもほとんどないので、これは研磨して復活の方向へ ステムが抜けることを信じて作業ですな(w
バーはワイヤ内臓処理したモデル64
インデックス機能がついたWレバー、そういえばこのレバーは 滑り止めがついていたんですねえ。
とりあえずインデックスは効いてますが、これからのことを考えて とりあえずOHします。
この頃のデュラと対照的な柔らかいラインのクランク、 これ、結構上のシュパーブに固定ファン多かったんだよなあ。
因みにこの頃俺はこんな高いパーツ変えませんでした(w
多少フリーとチェンに腐食が発生して動きが渋いので これは一回防錆処理をして、グリグリ動かしてから洗浄>再注油 のルーチンで復活させます。
でも当時の製品でここまで動けば本当はすごいコト。
シュパーブのピラーが根元までしっかり入っています。
一回ピラーをばらして、フレーム内部も軽く面出しをすることで対応 っていうか、このZUNOWのふた当時はあこがれたんだよなあ…
サドル下のストラップはクリンチャー化によって不要になりますな
んでパーツはがし中、1Aのボルトが錆びてしまっているのが ちと悲しいのでこれは一回外して防錆処理&多少磨いて とりあえず見れるようにしましょう。
っていうか、モデル64キレイですなあ
ヘッドはTANGE/RITZYなので磨けば戻るのだろうけど フォークの腐りは深刻かもしれません。
ここは一回フォークを抜いて研磨する方向で…
スプリントのブレーキは錆の箇所を多少研磨して ピボット分解>グリスアップ>再組み付けの作業で復活を試みることに。
ゴムが古くなっているとブレーキの効きが悪くなるので、一回酸化した 表面をヤスリで剥いて試走してみます。
(今のブレーキシューじゃあわないよ…ねえ) 同時にバネ力も少しいじることに。
ってな作業の合間に、いっかいラスペネでジャビジャビにして暇を見て クランクをぐりぐり回してピンの古いオイル分を緩ませる作業ですな。
余りに古いとこれをやったほうがいい場合もあるんだけど、かえって 脱脂の邪魔になることもあるからこの手の作業は勘が物を言いますな。
内臓穴にヤスリがけをして丁寧にワイヤを通していました…が
これ、かなりいい作業だったんだけど如何せん試しに通したら引きが重くなって しまったので、この穴は今回活躍しませんでした…合掌。
でも、まあこの当時の作業ってエスプリが効いててバラすたびに感動物ですな
さて、フォークここまで光りました!近づけると顔も多少映ります。
いや、ここまで苦労でした(==)指紋ナクナタヨ
このままだと、また腐食するので防錆処理をしっかりしましょう。
外したパーツたち、洗浄と注油&グリスアップは終わったので 後はフレームを研磨しながら組み付けを待つのみです。
因みにスプリントのレバーはゴムが劣化してきているので あんまりおいそれと作業が出来ないのが残念。
因みにバラし終わったキャリパーのみシューも一皮向いて見たら 何とかなりそうなので、試乗が楽しみです。
クイックのところの錆もある程度落として復活。 動き自体は悪くないです。
ばらしたヘッドパーツ、特に問題はなかったので 古いグリスを取ってグリスアップして組み付け。
クリンチャーにすべく、OH済みスプリントのハブにマビックOPENPROで再建
ハブもバラしたら回りが良くなたので、これは期待できそうです。
因みにボスフリーはウイナープロ6S。
ホイールの出来上がり、これだけだとあんまり古い感じがしないなあ(笑
古臭くするにはタイヤを同タイヤのブラウンサイドか何かにすれば良いのではと…
「内蔵アカンなあ」って言ってワイヤを外に這わしました
ちと漁ったらシマノ製謎ブレーキアウターカバーが有ったので サクっと使用、コレないと多分ワイヤー回っちゃうんだもんな…(==)
因みにこの後溝切りのモデル64ってどのくらい販売してたのかしら。
シュパーブのピラーを分解した所。
って言うか当時のピラーって良く出来てたなあ…
最初、2本ボルト使って調整しようとしたら動かないので 「あー、これヤバイかな」と思いきや治して見たらバリバリ調整できました(w
洗浄して注油した後の様子、思いっきりチェンのフリクション消えたので これならば御の字です。
表面の腐食は多少乗ればキレイさっぱり消えてなくなってしまう…ということを期待をしたいです イヤ多分大丈夫。
サドルも組み付け直して復活、フレーム側も多少研磨したので 随分と調整が楽になりました。
実はクランクの表面にアルミの腐食が多少浮いていてどうしたもんかなあ と思っていたのですが、問題なく解決。
皮ベルトにもワクシングをして 復旧。
BBが不安だったので分解中
中はグリスが劣化していたのと、ウォーターシースを外した時に錆が付着していたので 「もしや」と思ったらBBの内側に錆が発生していたのでちと防錆処理をしました。
バーテープを巻く前の状態、イヤーここまで来ました。
んで、これが完成。
当時の姿を取り戻しました。ある種サイスポの85年とかこんな紙面だったような(w
試走してみても、かっちりとした良いフィールですな。
ハンドル回りもバーテープを白にしたので清潔感がありますな
因みにテープはバイクリボンのSPUNGA これ、最近のヒット商品滑らないのがGOODですな。
シュパーブのピラーもきれいに仕上がりました。
多少サドルが当時の野暮ったさを出しているので、これをロールスチタニオの白 とかリーガルの蛇革とかにするとすごいものになる予感が…
ホイールはある種新品なのでフォークのビカビカとあいまって良い感じです。
いやあ…フォークここまで戻って正直良かった(==)
Wレバーもカキカキフリクションが決まってくれてよかったですなあ。
因みに、当時の精度からすればかなり性能が高いので案外STIみたいな システムさえ出来ていれば今でも何とかなったんじゃないかなあなんて思ったり…
って言うか10Sのコマンドシフトどこか作ってくれないかなあ。
タイヤはコンチのGPX、多少古めかしいイメージがあるので 現実の性能と鑑みてやっぱりこれが最良だと思います。
ハンドル回りも何とかビカビカになりました(1Aのボルト以外は…) これさえ何とかなればなあ…