DAY15/進化/侵食


新しい料理の発見は、新しい星の発見よりも人類を幸福にする。
〜サヴァラン〜

「ケバブ」by wiki=肉類をローストして調理する料理の総称

要は広義の焼肉のことだ、ヨーロッパ全般で有名なトルコの ファーストフードとしてのケバブはドネルケバブになる。
煮込みもケバブだし串焼きもケバブだがやはりアキバのケバブは ドネルになるらしい。どのケバブも大好きだがとりわけドネルは イージーであるし大好きだ。
思い起こすと、日曜になるとJRの高架下に車でぶわーっとやってきて いきなり行列を作るケバブ屋を発見してもう6年ぐらい経つだろうか?
ロクな食い物屋が無いアキバで比較的安価、且つエキセントリックな味のケバブは 案外水があったのだ。 パソコンパーツや同人誌を探すのに ゆっくりと腰を落ち着けて飯を食う暇などアキバ人に無かったのかも知れない。
あの頃は、勿論ヨドバシもUDXビルも無かった、アキバはオタク文化のカオス真っ只中、 勿論メイド喫茶も少なかった、というかその代わりにコスプレ喫茶があったように記憶している。 日曜の路上ともなれば違法コピーソフトや解体ジャンク品が平然と売られるワケで、 当然今もカオスだが当時のほうが混沌度は上だったのだ。
未だに細胞分裂を続けているこのアキバに当時からしっかり食い込んだ来たケバブ屋は 立派な店構えが今日もその存在を誇示しているわけだが、この世界的にメジャーな ファーストフードは今や世界的観光地「アキバ」の空気になじんだのか、それとも混沌とした 食文化のアキバを侵食しつつあるのか?
昔に比べてソースのバリエ、メニューが格段に増えていることに驚きつつも 世界的な観光地ならばこういう進化もありえると思えてしまうのが面白い。
何処に流行の発露があるか分からないのがアキバの面白さであり、混沌こそ活力であることを 知るべきなのかもしれない。