
DAY6/ずれ(?th.Apl)

東京という場所は新旧取り混ぜて混然としてるから面白いのかも知れない
午後6時半というのにこの静けさ、見間違うてはいけないここは東京のど真ん中だ。銀座に小用があったので少し足を延ばして新橋の烏森神社に寄ってみた。
天慶3年(西暦940年)と言う大昔に鎮守将軍藤原秀郷が平将門を鎮めた際に神授の矢を賜った礼として建立された社がこの烏森神社(烏森稲荷社)なのだが、いつ来てもとてもここが新橋とは思えない。
新橋のSL広場から歩くなら5分少々、当然煌々としたネオンやもの凄い人混みの間を抜けて、飲み屋横町の様な参道を「すすっっ」と奥に進むと、この烏森神社がいきなり現れる…参道の距離は100mもあっただろうか?たった100mの距離が通りの喧噪とはまるで無縁の世界を作る。まるで凄い郊外に来たかのようにここだけは静かに時間が流れていく。30分ほどここにいたのだが誰一人として会うことがなかった。
東京って言うところは本当に不思議な所だ、各種メディアの演出する東京、所謂「常に過去とは決別した新しい『何か』」を内包する建造物であったりムーブメントであったり…という物と、こういう生活に根ざしたというか土着的歴史を垣間見えるような物が混然と存在して、この2つは全く交わることがない。
今自分がいる「この場所」のイメージがテレビや雑誌で謳われる東京のそれと「ずれてるなあ…」なんて思いながらまた世間一般が考える東京と言う喧噪の中に戻っていくのであった。
